ディヴィンヌ プロポルシオン(黄金比率) 赤 44001 - アイテム検索

【重めの赤】
試行錯誤の中ふと辿り着いたDivine Proportion(神の比率)、カリニャン8:カベルネ ソーヴィニョン5。最も美しいとされる「黄金比」に収束するフィボナッチ定数の最初の5,6項にぴたりと当てはまることから命名されました。まさに偶然が生んだ美味しさ。

フレッシュな赤い果実を思わせる風味の中に穏やかな渋みが存在する、どこかほっとするワインです。日常的に飲んで頂ける味と価格が魅力です。

映画化もされ、大変話題になった「ダ・ヴィンチ・コード」(ダン ブラウン著)

マヴィスタッフは、実は、本文を読む前に、既にびっくりしてしまいました。だって、謝辞に、いきなりディヴァイン プロポーションとか、フィボナッチ数列とか出てくるんですもん!

フィボナッチ数列とは、イタリアの数学者フィボナッチ(1170～1250年)が考案した数列。

1 1 2 3 5 8 13 21 …

と、最初の2項(1 1)以外は、どの項も、前2項の和となっています。
そして、最初の3項を除き、全ての項の、前の項に対する比は、黄金比(1:1.618)に収束します。この比率は私たち人間が美しいと感じる比率とされていて、自然の事物の比を取ると、この比率の近似値になるそうです。そして、この「1.618」という美の数字はφ(ファイ)、もしくは、そう、the Divine Proportionと呼ばれています。

このthe Divine Proportionをフランス語にすると、la Divine Proportion、つまり、今回ご紹介する新ワインの名前になるのです!

生産者のセヴリーヌ ブーリエさんは本当に1本筋の通った、完璧主義者ともいえるこだわりの生産者。ボルドー大学で醸造学を修めた才媛でもあります。
彼女が「新しい」ワインを造ろうとして、ぶどう品種を色々な比率で合わせて試してみたところ、ついに「これだ!」というワインが出来ました。

カリニャン:カベルネ ソーヴィニョン=8:5

…え、これって、まさにフィボナッチ定数の第6項対第5項じゃないの!
と気がついた、さすがは才女、セヴリーヌさん。
その美しい味わいにふさわしいとして、ワインの名前をla Divine Proportion(ラ ディヴィンヌ プロポルシオン)としたのです。

しかも、ブーリエ家の畑のある土地は、そもそも、西洋史にご興味がある方にはお馴染みの、テンプル騎士団が開墾した土地なんだそうです。
ちなみにテンプル騎士団の名前も、ダ ヴィンチ コードに出てきます。

これはもう、「ダ ヴィンチ コード認定ワイン」とでもしてほしいくらいです。

このワイン、今回初めてご紹介するのですが、実は入荷は2回目です。
前回入荷時には、入荷数も少なくはあったのですが、店舗やマヴィワインをお取扱いただいている酒屋さんにほんの少々ご紹介しただけですぐに売切れてしまったので、HPでご紹介することが出来なかったのです。
あれほど人気が出るとは思っていなかったので、再入荷にも時間がかかってしまいました。